Netflixオリジナルの料理番組「ザ・シェフ・ショー ~だから料理は楽しい!~」が素晴らしく面白いのでご紹介します。
名作映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました(原題:Chef)」の監督と主演を努めたジョン・ファブローと、監修のロイ・チョイが出演する料理番組です。
The Chef Show | Netflix Official Site
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」に関わる人物、ジョン・ファブロー監督の「アイアンマン」の1作目&2作目にゆかりのある俳優などもゲスト出演します。
しかしなんと言ってもこの番組の魅力は料理する楽しさと、料理を食べる楽しさ溢れているところ。
この記事では「ザ・シェフ・ショー」の魅力をいくつかご紹介します!
1つでもピンときたら今すぐ見るべき!
目次
そもそも映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」はどんな話?
まずは映画作品の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」についておさらい。
とある有名店のシェフだった主人公カール(ジョン・ファブロー)は、息子パーシーを一人で育てるシングルファーザー。
運悪く店のオーナーとのトラブル、評論家からの手痛い指摘、馴れないSNSに手を出して炎上騒動を起こすなどが重なって有名店を追い出されてしまう。
一念発起したカールはフードトラックを手に入れて、パーシーと共に親子で、そして同じく店を飛び出してきた同僚で親友のマーティンと、3人でアメリカを旅しながら移動販売を始めるロードムービー。
実はこのあらすじ、ジョン・ファヴロー監督自身が大作映画「アイアンマン2」を撮った後、監督としてはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズから降板した理由のメタファーでもあります。
大手レストランからフードトラックへ映る経緯自体が、大作映画から小規模作品である本作「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を撮った経緯そのものだと知られています。
また監修のロイ・チョイも出世街道から飛び出して、SNSを活用したフードトラックで一躍有名になった人物です。このようにメタの要素が入り交じった作品です。
しかし、そんなメタな内容を知っていることを抜きにして内容も素晴らしい一作。
単純にこの映画の魅力は、どんなトラブルがあっても前向きで、語り口がポップなところで、見ると必ず元気になってしまう。
さらに見ている間「とにかくお腹が減る」という空腹効果や、「喜んでもらうために作る」という創作と仕事の醍醐味、どんな事態にも「人生をめげずに明るく進む」ことの大事さを伝えてくれる名作です。
今回紹介する「ザ・シェフ・ショー」にもこの映画を称賛するゲストや、一般人のシェフさんが多く登場します。
万人に向けておすすめできる作品ですので、「ザ・シェフ・ショー」と一緒にご覧になると更に楽しめるはず!
ゲストが豪華!MCU好きは見るべし!
「ザ・シェフ・ショー」にはジョン・ファブローとロイ・チョイに関わりのある多数のゲストが登場します。中には大物のセレブも多数!
第1話では「アイアンマン」シリーズのヒロイン、ペッパー・ポッツ役を演じたグウィネス・パルトローが登場。メインの二人とともにオリジナル野菜料理「ペッパー・ポット」を作ります。
料理通のトークでは「スパイダーマン:ホームカミング」で演じたラストシーンを、「アベンジャーズ」だとすっかり勘違いしていたチャーミングなおとぼけを披露。本気の勘違いで、間違いに気づいた瞬間が可愛いですよ!
第2回のアイアンマンのロバート・ダウニー・Jr、スパイダーマンのトム・ホランドが登場する回も必見です。こちらはみんなでお食事会。
彼らの他にも同じテーブルにはMCUのプロデューサーであるケヴィン・ファイギ、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の監督アンソニー&ジョン・ルッソ兄弟も。なんだこれ、MCUの中心人物しかいねえ!
MCU最初期の赤裸々な苦労話や、トム・ホランドのキャスティング話は必見です。
個人的にここで推したいのはロバート・ダウニー・Jrやトム・ホランドが、門外漢である料理の話題について真摯に聞き入る姿です。
プロ同士の会話といいますか。業界は違えど通じ会う何かといいますか。そんなリアルな空気感が伝わってきます。料理番組らしからぬこの雰囲気…ぜひご覧あれ。
普通に”料理を失敗する”料理番組!
この「ザ・シェフ・ショー」はレシピ通りに料理を作って見せる番組ではありません。
基本のレシピはありつつも、アレンジや勘を頼りに材料やスパイスをがんがん投入します。
しかしあまりにアドリブを効かせすぎてなんと「材料たった二つのお菓子作り」でまさかの失敗…しかも第1話で。
一体どんな味だったのかは、実際にご覧ください。
ちなみに第3話でリベンジならぬアベンジ回があります。同じお菓子「ベニエ」作りに、失敗を踏まえてどう立ち向かうのかお楽しみに。
料理はすぐ食べろ!食い意地が強い人にオススメ!
数話ほど眺めていると分かりますがこの番組、作った料理を食卓で「いただきます」する食事シーンがほぼありません。
キッチンで作った料理は基本、キッチンで立ち食いです。出来立てを直ぐに食うのが一番なのをわかってらっしゃる。
第3話のパスタ回では「すぐに食べないと悲惨なことになる!」と大慌てで試食開始。
作業台周りに食材と調理器具が散乱する中で、おっさん二人が大急ぎで麺をすする食事風景は他の番組には絶対ありません。
でもこれが良いんです。
無心で飯を食う瞬間が堪らなく良いんです。ドラマ版「孤独のグルメ」の食事シーンが好きな人は最高だと思うので、オススメです!
頑張れファブローおじさん!応援したくなる人柄がポイント!
最終的になんと言ってもジョン・ファブローその人が超魅力的。この番組の全てです。
立ち位置としては、本職がシェフのロイがワクワクさん。ジョン・ファブローはアシスタント兼マスコットであるゴロリでしょうか。基本的に料理がめちゃ上手いのでアシスタントはお手のもの。
そしてデカイ図体で小さいサンドイッチを両手に持つ絵面が妙にかわいい。俳優としてのジョン・ファブローの良さがそのまま活かされています。ジョークも気が利いていて、時に真剣な話にも真摯に対応できるトーク力も。
シーズン中盤以降はキッチンを飛び出して、リアルの店舗で料理のお手伝いが多くなります。汗だく&暑さで顔を真っ赤にしながらアルバイトに励みます!
ジョン・ファブロー、どう考えてもハリウッドで結構な成功を収めているセレブなのですが…体の張りかたが尋常じゃないです。
料理という題材に、ひた向きに、実直に向き合う姿には好感しかないです。ジョン・ファブローが多方面から尊敬される理由がわかった気がします。
ぜひ最終話までご覧になって、みんなでファブローおじさんとロイお兄さんを応援しよう!
「ザ・シェフ・ショー ~だから料理は楽しい!~」はNetflix独占のオリジナル番組です。以下のリンクから見に行けますので是非どうぞ。
The Chef Show | Netflix Official Site
元ネタである映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました


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