原題:Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald
上映時間:134分
監督:デビッド・イェーツ
キャスト:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン
ダン・フォグラー、アリソン・スドル、ジュード・ロウ
エズラ・ミラー、ジョニー・デップ
あらすじ:アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。
引用:https://eiga.com/movie/88154/
本日上映の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を観に行ってきました。
感想としては、前回よりも面白く、次回作が楽しみなる内容でした!
早速ですが、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」のレビューをしていきます。
ネタバレもがっつりあるので注意してください。
黒い魔法使いってだれ?
そもそも、タイトルにある「黒い魔法使い」とは誰なのか?
上映前はグリンデルバルドが脱獄し、復活することが「黒い魔法使いの誕生」
だと思っていたのですが、本編最後を観て考えが変わりました。
以下ネタバレ注意
本編最後、杖を手に入れたクリーデンスは今まで抑圧されてきた魔法の力を解放し、圧倒的な魔法の力を行使します。
その力は一振りで巨大な岸壁を崩壊させるほどの力で、まさに闇の力をもった魔法使いそのもの。
スターウォーズで言うなればダース・ベイダーのような存在。
この闇の力をもった存在こそタイトルになった「黒い魔法使いの誕生」なのです。
つまり、タイトルはクリーデンスの覚醒を意味していたのです。
3本のシナリオ展開
ファンタスティック・ビーストは大きく3本のシナリオで構成されています。
- 主人公ニュートとティナの物語
- ジェイコブとクイニーの物語
- クリーデンスとグリンデルワルドの物語
これらの物語が大きな導線の中で絡み合いながら物語が進んでいきます。
ニュートの物語
主人公ニュートの物語は、彼と魔法動物たち、そしてヒロインであるティナとの進展です。
今回舞台がニューヨークからパリに変わり、クリーデンスを追うティナと、ティナを追うニュートもパリで活動します。
そして今回もヒロインとしては微妙だったティナ。
前作で名前だけ登場し、今作ではニュートの元カノとして登場するかと思われた「リタ・レストレンジ」でしたが、まさかの登場早々ニュートのお兄さんと婚約中という展開。
しかしティナは魔法界のゴシップ記事を読んで、リタとニュートが婚約したと思って嫉妬する・・・。
うーん。
嫉妬するのはいいもの、結局その後適当に誤解を解いただけで、特に進展がありませんでした。
前作同様、恋愛ごとに関してはジェイコブとクイニーに全て持って行かれた感がありますね。
魔法動物たちに関しては、前回のレビューでも述べたように、カバンから逃げ出して、それを追いかけるだけで、物語の根幹魔法動物は全く関わらないという残念なシナリオでした。
ですが今回はニフラーが大活躍!
ダンブルドアとグリンデルバルドが契約した、(互いを攻撃しない?)血の契約をしたアクセサリーを盗みだすことに成功します!(成功というか勝手に取ってきただけですが)
パート1に引き続き、パート2でも魔法動物が適当に暴れ、それをニュートが収める展開が続いてしまうのでは無いか。
グリンデルバルドとの戦いに、魔法動物は全く活躍しないのではないか?
そう危惧していたのですが、今回ようやく少し活躍しました。
また最後にニュートが「グリンデルバルドは魔法動物を脅威に思っていない」というセリフがあるように、今後はさらに魔法動物たちが活躍していく場面も増えそうです。
個人的には、自在に動物たちを操って戦ったりするような展開が欲しい!
今のままだと、ただの魔法動物好きのお兄さんでしかないですし。
ティナに関しては、特に進展なし 以上!
ジェイコブとクイニーの物語
主人公サイド2人に対して大きく展開が変わったのがこの二人。
互いに惹かれ合うものの、魔法界は未だノーマジと魔法使いの結婚は認められない時代。
クイニーがジェイコブと結婚してしまうと、監獄行きになってしまう。
クイニーの願いは、ノーマジであるジェイコブと結婚して幸せに生きること。
ですが今の魔法界では叶わない願いでしかない。
ハリーポッターシリーズでは、すでにノーマジ(マグル)とのハーフは多数存在しています。
純血信奉者には「穢れた血」と言われ受け入れられていませんが、世間的にはおおよそ受け入れられている状態でした。
ファンタスティック・ビーストの時代では受け入れられていないことからも、今後この二人が切っ掛けで魔法使いとノーマジとのハーフが認められる展開になるのではないかと予想しています。
さて、今回の話で二人の関係がかなりヤバイことになってしまいましたが、この二人の物語がどうなるのか、次回作以降も楽しみです。
(ニュートとティナの恋愛なんて必要なかったんや)
この二人の今後の展開について考察してみましたので、こちらもどうぞ
ジェイコブとクイニーの今後を適当に予想!ファンタスティックビースト2
クリーデンスとグリンデルバルドの物語
前作では、ぽっと出の敵役でしかないと思っていたクリーデンスが、今作では実はかなりのキーパーソンであることがわかりました。
そして今作ではクリーデンスに関連して新たな登場人が複数登場します。
その一人が「リタ・レストレンジ」
そして「ナギニ」
リタ・レストレンジはニュートと同時期にホグワーツで学び、のちに魔法省に入ってニュートの兄と婚約します。
レストレンジ家は聖28一族に数えられるような純血の魔法使いの家系で、まさに魔法使いの名門。このレストレンジ家のゴタゴタが、クリーデンスに関係してきます。
もう一人の人物ナギニ。
ナギニはハリーポッターシリーズで大きな蛇として登場します。
じつはナギニは元は人間で、蛇の姿に変わってしまう呪いを受けていました。
その呪いにより見世物として扱われていたナギニは、クリーデンスと共に騒ぎを起こして逃げ出し、一緒に行動するようになります。
どのようにして二人が出会ったのかは分かりませんが、クリーデンスとナギニは共依存の関係だったのではないかと思います。
クリーデンスは家族の愛を欲し、ナギニもクリーデンスを守ろうとするぐらい信頼していたようです。
ナギニは終始どこかひ弱な印象を見せ、最後クリーデンスに置いて行かれた場面では、置いて行かれて気落ちした様子。
落ち込んでるナギニ可愛い・・・!
このシーンをみた瞬間、ナギニに惚れ込んでしまいました!
夜にあった金曜ロードショーで、蛇の姿でしかないナギニすら可愛いと思えてくる始末(ちなみに最後はネビルにぶった斬られます)
ナギニについては劇中で全く語られなかったので、今後の展開が期待されます。
そして今作ついに、クリーデンスの最大の謎であった彼の本当の家族が分かります。
本編最後の最後、グリンデルバルドがクリーデンスの本当の本名を伝えます。
彼の本名は
「アウレリウス・ダンブルドア」
「アルバス・ダンブルドア」の弟がクリーデンスの正体。
私としてはかなり予想外でしたが、「なるほど」と思える点もいくつかあります。
例えば、クリーデンスの膨大な魔力や、オブキュラスを抑え18歳前後まで生きられる力など、ダンブルドアの血筋であれば納得できます。
ですが結局のところグリンデルバルドが言っているだけで、真実かは分かりません。
ダンブルドアと歳が離れているし、両親はダンブルドアが若い頃に死んでいる。
ファンタビ1の時点で10代であろうクリーデンスが、ダンブルドアの直接の弟という線は怪しいところ。
唯一の証拠として、ダンブルドア家は不死鳥が側に付くと言われており、クリーデンスの前にも不死鳥が現れます。
が、これだけでは正直証拠としては薄い。
現段階ではダンブルドアの弟かどうか真偽は不明ですが、ダンブルドアにとってクリーデンスあらため、「アウレリウス・ダンブルドア」はグリンデルバルドか、それ以上の敵となるでしょう。
ファンタスティックビースト2まとめ
前作が序章であるとすれば、今回がようやく物語が始まったようなものです。
クイニーが今後どうなるのか、クリーデンスに置いて行かれたナギニの今後の展開は?
ファンタスティックビースト2は今後の展開が気になる内容で、早く続きが見たい!
ファンタスティックビースト2を見る前に、ハリーポッターシリーズと、ファンタスティックビースト1の見直しをすることをおすすめします。
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2週間無料期間もありますので、映画に行く前に一度見直すとファンタビ2がもっとよくわかるかと思います。
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