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ルルーシュの復活は必要だったのか?『コードギアス復活のルルーシュ』ネタバレと感想

 

コードギアス 復活のルルーシュ

上映時間:112分 監督:谷口悟朗 キャスト:ゆかな、櫻井孝宏、名塚佳織、小清水亜美、白鳥哲

あらすじ
再編成された超合集国を中心に世界がまとまり、平和な日々が訪れていた光和2年。難民キャンプの慰問に訪れていたナナリーと、仮面の男「ゼロ」として彼女に同行していたスザクが、何者かに連れ去れらる事件が発生。事件を解明するため、シュナイゼルの密命を受けて「戦士の国」と呼ばれるジルクスタン王国に潜入していたカレン、ロイド、咲世子が、謎のギアス使いに襲われる。そして、その場には何かを求めて世界をめぐっていたC.C.の姿があった。

引用元:https://eiga.com/movie/89618/

 

コードギアス復活のルルーシュ、早速観に行ってきました!

TV版の最後がとても良かったので、今回の劇場版はどうなんだろうかと少し心配でしたが、思った以上に楽しめました。

早速ですが、内容について観ていきます。

注意! ネタバレがありますので、ネタバレが嫌な方はご注意ください。

ルルーシュが復活した理由

コードギアス 復活のルルーシュ 公式サイト

 

さて、早速ですが『ルルーシュは復活します!』

偽物でもない、本人そのものが復活します。

まあ復活することについては上映前から監督などから言われていたので、驚きは無かったのですが、一体なぜ復活したのか。

どうしてR2最終話で死ななかったのか。

ルルーシュはR2の最終話で死ぬつもりでした。ですがCの世界が崩壊した影響や、何か良く分からんことが起きて、ルルーシュは死ななかったようです。(説明曖昧すぎ!!)

その変わり、Cの世界でルルーシュの心は置いてけぼりになり、現実世界では抜け殻になったルルーシュだけが残りました。

実は映画始まってすぐにルルーシュは登場します。

ですがルルーシュは自意識がなく、言葉も話せない、C.C.が居なければ生きてもいけないような抜け殻の状態になっていました。

そんなルルーシュを献身的に補助し、助けるC.C.。

C.C.の献身さがとてもかわいい!!

テレビ版では常にクールだったC.C.の優しさや母性を劇場版では感じさせられます。

コードギアスのメインヒロインはシャーリーか、カレンか、C.C.か。

色々議論は有ると思いますが、この復活のルルーシュを観る限りでは、C.C.がメインヒロインだとしか思えません。

それぐらいに可愛い姿が観れました。C.C.好きは絶対に映画に行ったほうがいいですよ!

敵の目的とは?

ルルーシュが死んでから2年。この2年は戦争、テロが世界中どの国でも起きなかった奇跡の期間と呼ばれるようになっていました。

アニメの世界ではない、現実の世界ですらテロや戦争は世界各地で起こっていることを考えると、たった2年でも世界中で戦いが起こらなかったということは本当に凄いことです。

ルルーシュが作った平和には意味があったということです。

ですが、ナナリーとゼロ(スザク)が視察に赴いていた国で、突如ナイトメアフレームの急襲があり、ゼロとナナリーは拉致されてしまいます。

二人を攫ったのは、傭兵を主産業としている国家の宗主であるシャムナと、その弟シャリオ。

シャムナは300年前にギアス教団から分派した組織の宗主であり国王。

弟のシャリオは体が不自由で、車椅子を使う生活をしています。体は不自由ですがナイトメアフレームの操縦はピカイチ。体が弱い分力を求め、ナイトメアフレームでスザクを倒すのを目標としていました。

シャムナの目的は、Cの世界の復活と世界の救済。

Cの世界はルルーシュがシャルルを倒すために、Cの世界ごと破壊してしまったため、現在崩壊中。

そのためCの世界へ繋がる門を動かすことが出来ずにいたのですが、シャムナは独自に門を作り出し、シャルルの体に近い(親族として)ナナリーを媒体に、Cの世界にアクセスし、Cの世界を復活。

シャルルやマリアンヌと同じような、誰もが平等で平和な世界を作ろうとしていました。

世界の救済と言ってはいますが、その本質は自分と違って体の不自由で数多の苦労をしていた弟が、平和に暮らしていける世界の構築だったのでしょう。

ある意味ルルーシュと同じ目的だったと言えます。

ですが、ルルーシュが自分の力、人間の力で偉業を達成したのに対し(ギアスは使っていましたが)、シャムナはCの世界を使おうとしていました。

この違いがルルーシュとシャムナの違いです。

敵は最強のギアス使い

今回の相手は元ギアス教団だということで、宗主であるシャムナもギアスユーザーでした。

その能力は「時間を戻すギアス」

自身が死ぬ瞬間に、時間を巻き戻す能力でした。

ルルーシュの完璧な作戦も、時間を戻すことにより、全ての作戦を完璧に防がれてしまいます。

全ての作戦を先読みされ、さすがのルルーシュも絶望しかない。諦めかけたその時!

ルルーシュの嫁たるC.C.が、厳しいながらも優しい言葉でルルーシュを後押し。

C.C.嫁過ぎるだろ! 

気を取り直したルルーシュは、一瞬にして新たな作戦を展開。

もしかしたらギアス史上最強の敵かもしれないシャムナに反撃を開始します。

テレビ版でのわだかまりの解消

テレビ版では最後まで敵対していたコーネリアや、最後はルルーシュを裏切った扇、玉城たち。

彼らとのわだかまりがこの映画で全て解消されました。

玉城や扇は総集編三部作でだいぶマイルドになって、ゼロを庇う立場に立っていました。

この辺りはTV版と総集編との違いですね。

それでも結局ルルーシュを裏切り、敵についた黒の騎士団。敵対関係はルルーシュが死ぬまで続きました。

ですがこの映画で、ルルーシュの真意を知った扇や玉城たちと、ルルーシュとのわだかまりは解消されます。

特に扇にヘイトをためていた人たちは、今回の映画で溜飲が下がる思いをしたのではないでしょうか?

この映画では、ずっと敵対してきた相手と仲間になって戦います。

テレビ版では考えられなかった展開に胸熱です!

ルルーシュの指揮のもと、コーネリアやアーニャ、オレンジ、カレン、スザクたちが大活躍!

これを観るだけでも映画館に行くべきです!

また、ルルーシュとスザクとのわだかまりも綺麗に解消されます。

とはいえ、ルルーシュがスザクに出会った場面では、速攻ボコボコに殴られるたのは笑いました。

ルルーシュが扇や玉城たちとのわだかまりを解消させるシーンでは、他にも今まで敵同士だったものたちが共に酒を飲み交わすという、戦争が終わったからこそ、ルルーシュが命を掛けたからこそ見れる景色があります。

全てが終わったあと、ルルーシュが選んだのは・・・?

最後は敵国の強制制圧で舞台は幕を閉じます。

相手の民からすると、大国からの軍事力を使った武力制圧という攻撃を受けた展開になります。

相手の国民からするとたまったものではありませんね。

アメリカが武力でイラクを制圧したようなものでしょう。政府が悪いとしても、何も関係のない国民としてはたまったものではありません。

兎にも角にも、敵であった姉弟を無事撃退し、物語としては綺麗に終わりました。

ルルーシュはスザクとナナリーに「本来のゼロに戻って欲しい」「一緒に暮らしませんか?」と言われるも。

「ナナリーは一人で生きていける。自分はもういらない存在だから」と二人との別れを選択します。そして名前をL.L.(ルルーシュ・ランペルージの略)と変え、C.C.と共に行くことを決めます。

名前をL.L.に変える場面!この場面!!

C.C.の最高の顔が観れますので、まだ劇場に行っていない方は是非行って確認してください!

最後は納得の展開

ゼロに戻るのではなく、C.C.と共に行くことを選んだルルーシュ。

もしルルーシュがゼロとして世界に戻っていたら、テレビ版のエンディングを全て破壊する駄作です。

私は最後の展開はこれでよかったと思います。

ルルーシュはまだC.C.との約束が果たされていません。

約束がいつ果たされるのかは分かりませんが、その約束が果たされるまで彼らの旅は続くのでしょう。

不満点

特に不満点はありません。

有るとすれば、ルルーシュが敵のギアスを攻略していく場面はかなり省略されていました。

相手のギアスが何度も同じ時間を繰り返す特性上、同じ展開を何度も繰り返すので、観ている側としてはカットしてもらったほうが観やすい。というのは分かります。

ですが、敵のギアスを絞り込みながらも、焦りを演じていた場面。セリフだけでシャムナの能力を暴いてしまうので、少し残念でした。

セリフだけの場面が終わると、次の場面ではもうクライマックス。

演出として少し勿体なかったように思いました。

あと、シャーリーの存在が薄い!!!!

この映画では、シャーリーが重要な役割を、ルルーシュの死後担っていたということが分かるのですが、シャーリーが本当に出てこない!

映画内で登場した場面は多分1分も無い!ミレイさんよりも出番少ない!!

シャーリーは総集編3部作でも、居るのかわからない程存在が薄められおり、不遇枠だったのですが、今回の映画でもそれは変わらず。

「生きているから良いじゃない!」と言われそうですが、生きているからこそもっと存在感を出して欲しかった。そう思います。

一途にルルーシュの事を想っているのに、完全にルルーシュのヒロイン枠から外れてしまったシャーリーが不憫可哀想です。

ルルーシュは復活する必要はあったのか?

さて、ここまで「復活のルルーシュ」の内容を語っておきながら、

そもそも『ルルーシュを復活させる必要はあったのでしょうか?』

テレビ版が綺麗に終わっているため、この映画は別に作る必要は無かったと思います。

ルルーシュが復活したからといって世界が変わったわけではなし。

ただ観客である我々がスッキリするためだけに作られたような物語でした。

はっきりと言えば蛇足。

ですが、蛇足的な話ではありましたが、テレビ版の後にこの様な話があった。という番外的な話であれば実によく出来ていて、続編に不信感を持っていた人でも楽しめる内容になっていました。

続編でルルーシュが復活するということに不信感を持っていた私でしたが、今回の映画では満足出来る内容でしたし、観てよかったと思います。

「コードギアス復活のルルーシュ」を観る前に劇場版3部作を観るべきか解説2006年にTVアニメとして放送されたコードギアス。 その後2008年に続編であるコードギアスR2が放送され完結しました。 ...

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ムービニアンズの四角い方。 コンピュータ系の専門学校を出るも、全く別の職業に付く。 趣味はゲームやアニメ・映画鑑賞。 せっかくなので趣味のブログを書いてみたいと思い、ブログを立ち上げることに

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