2018年12月14日に公開される映画『グリンチ』
イルミネーションの最新作とあって、心待ちにしている人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな『グリンチ』を観るのであれば「字幕」か「吹き替え」どっちを観るべきか。
を吹き替え担当さんの経歴から見て考えていこうと思います。
大前提『映画にこだわりが無ければ吹き替えでいい』
大前提として、「映画の声は絶対演じた俳優じゃないと許せない!」
という人以外は吹き替えで良いと思います。
2時間もの時間を文字を追うのは疲れますし、文字を読む分、映画の内容がおざなりになりかねません。
ですので、特に声にこだわりがない人であれば、「吹き替えに問題が無ければ」吹替版を観れば良いのではないかと思います。
問題は吹き替えに問題がある場合。
何故か日本の映画は吹き替えに初心者女優やアイドルを使いたがる傾向があります。そのせいで吹き替えがあまりにもひどく、映画に集中出来ないことも。
『グリンチ』の吹き替えはその点どうなのでしょうか?
吹き替え担当の方の声優経歴も見つつ考えていこうと思います。
吹き替え担当
日本語吹き替え版として、現在予告動画が出ています。こちらも参考にしていきます。
グリンチ
主人公。ひねくれ者で町の住人にイタズラばかりしている。
声優:大泉洋
声優歴
- 千と千尋の神隠し(2001年、監督:宮崎駿) – 番台蛙 役
- 猫の恩返し(2002年、監督:森田宏幸)
- 茄子 アンダルシアの夏(2003年、監督:高坂希太郎) – 主人公・ペペ・ベネンヘリ 役
- ハウルの動く城(2004年、監督:宮崎駿) – カブ、兵士 役
- 星をかった日(監督:宮崎駿、三鷹の森ジブリ美術館内映像展示室「土星座」にて限定公開) – メーキンソー 役
- ブレイブ ストーリー(2006年、監督:千明孝一) – キ・キーマ 役
- レイトン教授と永遠の歌姫(2009年) – 主人公・レイトン教授 役
- 豆富小僧(2011年) – 死神 役
- 思い出のマーニー(2014年) – 山下医師 役
- バケモノの子(2015年) – 多々良 役
- ドラえもん のび太の宝島(2018年) – キャプテン・シルバー 役
主役のグリンチ役は大泉洋さん。
声優の経歴はかなり多く、ジブリ作品ではお馴染みになりつつありますね。
俳優の中ではかなりのベテランと言えるでしょう。
予告動画の声もさすがのベテラン。特に違和感なく聞くことが出来ます。
グリンチの声については特に問題ないでしょう。
シンディのママ・ドナ
シンディのママ。子供が3人いて大忙し。
声優:杏
声優歴
- エクソダス:神と王(2015年1月30日公開、20世紀フォックス) – ツィポラ 百日紅 〜
- Miss HOKUSAI〜(2015年5月9日、東京テアトル) – 主演・お栄 役
- それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(2018年6月30日公開、東京テアトル) – クルン 役
今回のグリンチで声優は4回めですが、『Miss HOKUSAI〜』で主役のお栄を演じていたりと、確かな実力があります。
シンディ・ルー
クリスマスを心待ちにしている少女
声優:横溝菜帆
声優歴
- THE REFLECTION(2017年9月9日、NHK) – スティール・ルーラー(少女) 役
- 機動戦士ガンダムNT(2018年11月30日) – ミシェル(8歳) 役
皆さんご存知天才子役の横溝菜帆ちゃん。
今年のドラマでは、「義母と母のブルース」で主人公の幼年期を演じたりと活躍しています。
声優経験こそ少ないものの、これまで演じてきた役は大人にも劣らないほど。
肝心の声優としての技術ですが、予告編で聞いている限りでは上手ではありません。
上手ではありませんが、子供らしい演じ方をしています。
むしろプロの大人が子供の声を演じているよりも、実際の子供らしさを感じさせます。
子供の声にプロの大人を使うか、子役を使うかは意見が色々分かれる点では有ります。
(例えばシュガー・ラッシュでは、ヒロインであるヴァネロペは9歳程度の外見ですがプロの声優が演じています)
最後は好みによりますが、私は子供らしさを感じさせる声で嫌いでは有りません。
追記
実際に吹替版に行ってきましたが、全く違和感もなく、とても上手に吹き替えがされていました。
さすが横溝菜帆ちゃんといったところです。
ブリクルバウム
グリンチの隣人。クリスマスを盛り上げたいと思っている
声優:ロバート秋山竜次
声優歴
- 劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年 声の出演) – エンペルト使いのダイ 役
- 劇場版ポケットモンスター アルセウス 超克の時空へ(2009年 声の出演) – 兵士B 役
- 夜は短し歩けよ乙女(2017年) – パンツ総番長 役
ロバート秋山といえば、お笑いタレントで有名です。
声優歴はそこまで多くなく、「ポケットモンスター」と「夜は短し歩けよ乙女」どちらもちょい役ですね。主役級は有りません。
主にゴツい男性などの声を当てることが多いようですが、今回の配役もゴツい男性となっています。
声のレベルはあまり信用出来ませんが、そこまで重要な役でも無さそうなので、特段気にする必要は無いかと思います。
追記
実際に吹き替え版で聞いたところ、全く違和感がありませんでした。
むしろこの吹き替えメンバーの中では一番違和感を感じなかったかもしれません。
ロバート秋山さんって吹き替えも出来る方だったんですね。すごい!
ナレーター
声優:宮野真守
声優の大ベテランです。今回はナレーターという役割ですが、大ベテランですので心配する点は有りません。
「吹き替え」か「字幕」か結論
吹き替えを観るべきか字幕を観るべきかの結論ですが、吹き替え版の声優に特に問題があるような人はいませんでした。
プロの声優はナレーターの宮野さんお一人でしたが、主役を演じる大泉洋さん始め、全員が声優経験もある方たちばかりです。
むしろ『大泉洋さん演じる』グリンチを観に行くのも良いかもしれません。
普段吹替版を好んで行く人、字幕を追うのが疲れる人などは、吹替版を観に行っても問題ないでしょう。
*どうやら字幕版を上映している劇場はかなり少ないようですね。残念。
吹替版も悪くありませんでしたので、こだわりのない人は是非吹替版に行ってみてください。
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