邦画

【もうひとつのがっこうぐらし!】は実写版映画版の前に観たほうが良い?

1月25日に上映される実写版がっこうぐらし!

上映に先立ち、アマゾンプライムビデオにて、映画の前日譚にあたる

『がっこう××× ~もうひとつのがっこうぐらし!~』が公開されています。

私はいち早く試写会で「実写版がっこうぐらし!」を観たので、映画を観た後にこの前日譚を観たことになります。

さて、この『もうひとつのがっこうぐらし!』は「実写版がっこうぐらし!」を観る前に観たほうが良いのか。説明したいと思います。

 

映画の前に観たほうがいいのか?

まずはいきなりですがこちら

『映画の前に観たほうがいいのか?』

について観ていこうと思います。

結論から言うと、別に観なくても良いです。

むしろ、原作・アニメ・PVを観ていない人は観ないほうが良いでしょう。

というのも、この「もうひとつのがっこうぐらし!」を観てしまうと殆ど全てのお話が分かります。

元から「実写版がっこうぐらし!」自体内容が薄く、中身が無いような映画なのですが、この「もうひとつのがっこうぐらし!」を観てしまうと更に薄くなります。

そのため原作・アニメなどを観ていない人には先に観ることはオススメしません。

逆に原作・アニメ・PVなどを観て、おおよその内容を知っている人は先に観ても特に問題はないでしょう。

もうひとつのがっこうぐらし!の内容

『もうひとつのがっこうぐらし!』は「実写版がっこうぐらし!」の前日譚のお話です。

正確には、学校に”彼ら”がやって来る当日のお話になります。

一話約24分の全4話で構成されています。

主要人物は主に4人+1人

3話で主要人物4人の事件が起こる当日の行動が描かれ、最後の1話で4人の結末が描かれる内容となっています。

最後の+1人については、「実写版がっこうぐらし!」で重要なキャラクターで、保健室の先生である「めぐねえ」です。

保健室の先生である「めぐねえ」は、主要人物4人に密接に関わりを持ちます。

この関わりが、後の「実写版がっこうぐらし!」本編で登場する、学園生活部が結成に至るきっかけとなります。

映画とのつながり

映画との繋がりは殆どありません。

時々「実写版がっこうぐらし!」で登場するキャストがちょくちょく出てきますが、殆ど関わり合うことはりません。

唯一「めぐねえ」が全話に登場し、『もうひとつのがっこうぐらし!』から「がっこうぐらし!」に繋がる存在として出ています。

ですが繋がりはその程度です。

全体の評価

さて、この『もうひとつのがっこうぐらし!』のレビューをして行こうかと思います。

まず全4話を観ての一言。

もっと上手く作れただろう!!!

星をつけるなら星1.5といった所です。

というのも、色々な場面があまりにもひどい。

ぱっと思いつく酷さでもこれだけあります。

  • 演技がひどい
  • 危機的状況なのに棒立ちで数分に渡る会話
  • 残念過ぎるゾンビ
  • 強引な台詞回し
  • 意味の分からない行動をするキャスト
  • 説明不足で強引なお涙頂戴展開
  • 実写版と本当になにも繋がらない内容

 

演技がひどいのは、実写版からしてアイドル映画ですからある程度仕方がないと思ってます。

ですが、あまりにも演出がひどい。

例えばこのようなシーンがありました。

体育館でゾンビに囲まれて危機的状況な男女二人。

出口はゾンビに囲まれ危機的状況なのに、数分間に渡って

「お前は逃げろ!」「嫌!」「行くんだー!」

女の子は男の子を置いて体育館の後ろから2階に登り、別の出口から無事脱出。

といった、どこの学芸会だこれ。といった展開を観せられます。

二人が会話している間、ゾンビはものっすごいゆっくり迫ってくるのですが、逃げた女の子はゾンビが全く居ない場所から簡単に逃げ出すことに成功します。

いやこれ、走れば二人とも逃げられたよね!? 

ゾンビを止めようと、なぜか自分からゾンビに素手で向かっていった彼は、無事ゾンビの餌食になるのでした。

 

この映画のゾンビのスペックはこんな感じ

  • ゾンビは走らない。徒歩でも逃げられる。
  • 力もそんなに強くない。女子の力でも抑え込む事が出来て、蹴れば倒れる。

その程度のゾンビなのに、なぜか逃げようとせず自分から向かっていき、やられていく展開ばっかりです。

こんなゾンビに学校の生徒ほぼ全滅はあり得ないでしょう。

とまあ、このようにあまりにもひどい内容が盛りだくさんでした。

ですが最も許せなかったのが、せっかく前日譚なんだから、

映画本編にもっと繋がる内容にしろよ!

ということ。

というのも、映画本編と繋がる部分が本当になにもない。

本来こういった前日譚は、映画本編に何かしら繋がるものがあって、それを楽しむものです。

ですが、映画本編を観ても全く繋がっている場面がないという、

逆に前日譚の意義を考えさせられる内容でした。

しかも主要人物4人が隠れる場所に使った場所は、映画本編で「くるみ」と「みーくん」が激しいアクションを魅せるという、見どころのある場面として使われる場所でした。

が、その場面にも全く繋がらない!

どうしてあの場所にゾンビがあんなにもたむろしていたのか、この前日譚を観ている間はその理由が分かるのかと少し期待していたのですが、それも全くわからない。

何か重要なアイテムを「もうひとつのがっこうぐらし!」のキャラクターが残すのかと思いきや全くそんな事もない。

繋がりが本当に全く無い!

逆に制作側に聞きたい。

どうしてこんな前日譚を作った!?

と、このように思い出せば思い出すほど不満が出てくるドラマでしたが、

どうやら『もうひとつのがっこうぐらし!』と『がっこうぐらし!』は作った監督が違うようです。

そのせいで上手く話を繋げられなかったのかもしれません。

にしても、脚本をもう少し合わせて考えるとか出来なかったのか・・・。

良かった点は何か無いのか?

唯一良かった点は、「めぐねえ」役の「おののか」さんが癒やしだったこと、

主要人物4人の中で、「窪田 梢」役の「武田玲奈」さんが個人的に可愛かった事、

あとちょくちょく出ていた「がっこうぐらし!」本編主役の4人が可愛かった事ぐらいです。

公開されているのはどこ?

『がっこう××× ~もうひとつのがっこうぐらし!~』が公開されているのは、アマゾンプライムビデオです。

おさらいになりますが、このドラマは、原作・アニメを観ている人にはオススメしますが、「がっこうぐらし!」の内容を全く知らない人にはオススメしません。

まずは映画本編を観てから『もうひとつのがっこうぐらし!』を観ることをオススメします。

 

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hanaya
ムービニアンズの四角い方。 コンピュータ系の専門学校を出るも、全く別の職業に付く。 趣味はゲームやアニメ・映画鑑賞。 せっかくなので趣味のブログを書いてみたいと思い、ブログを立ち上げることに