洋画

【65点】名探偵ピカチュウ さくっと感想レビュー【ネタバレあり】

名探偵ピカチュウ

原題:Pokemon Detective Pikachu
上映時間:97分
監督:ロブ・レターマン
キャスト:ライアン・レイノルズ,ジャスティス・スミス,キャスリン・ニュートン,渡辺謙,ビル・ナイ,リタ・オラ

あらすじ

世界的人気を誇る日本発のゲーム「ポケットモンスター」シリーズの「名探偵ピカチュウ」をハリウッドで実写映画化。

子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。

父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会う。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信しており……。

「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズが名探偵ピカチュウの声を担当し、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」のジャスティス・スミスが主人公ティム、渡辺謙がヨシダ警部補を演じた。また、日本語吹き替え版でティムの吹き替えを担当した竹内涼真が、ポケモントレーナー役で本編にカメオ出演も果たした。監督は「グースバンプス モンスターと秘密の書」のロブ・レターマン。

引用元:https://eiga.com/movie/90321/

5月4日 イオンシネマ大日にて字幕版を鑑賞 65/100点 ]

予告編が流され始めた頃から気になっていた本作「名探偵ピカチュウ」。言わずとしれたポケモンの実写映画であり、同名ゲームの原作付き映画でもあります。

そして何より、英語版ピカチュウの声を担当するのがもはや「デッドプール」本人と言っていいライアン・レイノルズその人!

令和最初の映画鑑賞は「アベンジャーズ/エンドゲーム」のおかわりだった私ですが、令和最初の初見映画はこの「名探偵ピカチュウ」。期待もそこそこに見に行きましたよ。

GW連休中の引っ越しが忙しかったため、今回もさっくりとした感想を綴ります。

本記事はネタバレが含まれます。ご注意ください。


展開は読める・・・でもポケモン可愛いしOK!

予告編を見た賢明な読者ならお気付きの通り、「お父さんが失踪」「直後に記憶を失ったオッサンぽいピカチュウ登場」の流れを見ただけで「あっ…」と察するし、実際にそういう結末になる本作「名探偵ピカチュウ」。まあみなまで言うまい。

公式より予告編1。まあ正直、オチは読めましたよね。

そういう予定調和な部分や子供向けの配慮として説明が十二分になされることを折り込み済みなら無難に楽しめるかと思います。

「ライム・シティ」の舞台設定が良き

今回の舞台となるライム・シティのユートピア設定「モンスターボールなしに人間とポケモンが共生する社会」が、実は悪の組織による壮大な計画の一部だったのだ!というのは分かりやすいけど好きでした。

モンスターボールで管理しない、アニメにおけるサトシとピカチュウのようなあの一対一の関係性が利用されてしまうという点でハッと驚かされましたね。

加えてディズニー映画「ズートピア」よろしく、ポケモンたちが都会でのびのび闊歩している映像自体が楽しいので、これだけでも本作はポケモン映像化作品としては100点じゃないでしょうか。

ポケモンの造形がリアル、なのに納得の出来

ポケモンの造形や設定の詰めについては終始安心して見ていられました。

私の場合は初代「赤・緑・青・黄」からゲームボーイアドバンスの「ルビー・サファイア」までしか知らない世代ですが、初期に登場したポケモンが多かったため「あ~こんなのいたなあ!」とじっくり回顧ひたれる親切仕様。

夜のバーでプリンの歌を聞かされて眠っているお客さんとか、母親の骨をかぶるカラカラ命の灯火である尻尾の炎を気にするリザードンなど、それぞれポケモン図鑑にあった生態が反映されていて安心でした。

面目躍如だったのは言うまでもなくピカチュウ。コーヒー中毒で中身オッサンながら仕草がことごとくかわいい。

毛がモッフモフなど今までにないリアル志向のポケモン造形でありながら、それでいて誰もが想像するアニメーションを達成できているのが素晴らしいですね。

肉付きや表情筋のアニメーションなど細かい仕草が「アニメやゲーム(スマブラなど)で見た、なんとなく思い浮かべるピカチュウ」の動きそのものなんですよね。

アカデミー主演男優賞を受賞した「ボヘミアン・ラプソディ」の主演ラミ・マレックは、実在する主人公フレディ・マーキュリーの見た目や振り付けの再現はもちろん、フレディの生い立ちやスポーツ歴などからくる「動きのくせ」を徹底的に習得することで、誰もが納得するフレディ・マーキュリー像を確立させました。

原作付き・キャラクターもの映画において観客の納得を得る一助は、見た目もさることながらその動きや仕草にこそあるのかもしれませんね。

ライアン・レイノルズa.k.aピカチュウの中の人

今回の中身がオッサンなピカチュウの、肝心の中身をライアン・レイノルズが演じた功績はやはり大きかったです。

最近の超ヒット作「デッドプール」でも生身の演技はもちろん、顔を覆うマスク姿であることからアフレコで声を付ける実績も十分。

同シリーズではプロデュースも務め、キャラクター物、原作付きの実写映画化についても造詣が深いです。というかその手の映画で酸いも甘いも経験しまくった俳優です。

ライアン・レイノルズ自身の声で、誰もが知る大谷育江さんの「ピカピカ」の声マネをした演技も、彼がこの演技でどう見られるのかが分かっているからこそでしょうか。

公式より予告編2。ライアン・レイノルズの「ピカピカ」が超好き。

他にもやはり「デッドプール」のドーピンダー役で好演していた俳優カラン・ソーニが本作の冒頭でカラカラ捕獲を誘う友人役でとして登場するなど、ライアン経由な横の繋がりを意識してしまう点があります。

一度はキャラクター物映画で苦杯を舐めた彼。今や日本を代表する超重要キャラクター「ピカチュウ」で興行、内容ともに世界的に映画化成功へ導いていることには素直に感謝です。

まとめ:不満点もそこそこあるが、楽しい家族ムービー

最後にいくつか不満点を。やはりすべてが良かったとも言いがたかったです。

CGの合成については、正直甘めかなと冒頭から気にはなっていました。違和感はOPから多々ありましたし、あともう一歩かなと。

そしてお話もラスボス周りに関してツイストが効いてはいるものの・・・。

そのあたりの物語のツイスト・肝心な謎について探偵ピカチュウたちが葛藤の乗り越えや推理で事件を解決するというより、自動的に解決する風景を眺めるだけに終始しているのが残念でした。単にたらい回しで各地に行かされている感があって退屈でした。

探偵設定の活用や親と子の絆ゆえに事件が解決できた、などのもうひと工夫は欲しかったところ。

諸々の不満点はあるのですが、ちょいちょい挟まるポケモンがのびのび生活してるorなんとなく歩いたり飛んでる風景で癒やされっぱなしでしたので、トータルでは満足でした。

私自身の「最初のポケモン」だったフシギダネ(当時”ツヨイゼ”って名前を付けていた小学3年生のあの頃!)もたくさん見れましたからね。

余談ですが、ラストの親子ハグは最高でした。2018年最高の家族ムービー「デッドプール2」に何度も登場するライアン・レイノルズのハグ演技と見比べると、このハグ一つでどれだけ表現の違いが出せるかという演技の深さが堪能できます。見比べることをオススメします。

公式よりデッドプール2の予告編。中の人文脈で押さえるべき傑作映画。

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ムービニアンズの丸い方。 趣味はゲーム・・・だったけど今はもっぱら映画鑑賞。 洋画を中心に、アニメ、ドラマをよく見る。 最近はインド映画も修行中! 今までに見た映画はこちら

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