アベンジャーズシリーズ(MCU)種類多すぎじゃね!?
これがつい最近までの私の感想であり、今も同じく思い続けている感想です。
アベンジャーズシリーズとは、正式には「マーベル・シネマティック・ユニバース」(Marvel Cinematic Universe)略称【MCU】と呼ばれるものです。
シリーズが多いのも当たり前で、アメコミなど様々なヒーローを集めて一つのヒーロー大集結映画を作ろう! として作られたのがこの【MCU】なわけです。
もともと原作を知っているアメリカ人などであれば入りやすいでしょう。
ですが、アメコミとほとんど縁のない日本人からすると、どうにも入りづらい。
そして観ていないうちに次から次へと新作が出て、
もうどこから入って良いのやら分からない!
そんな人は多いと思います。
そういう私も今回『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されたので、いい機会だとアベンジャーズに連なる全シリーズを観てやろう! と一念発起。
今回アベンジャーズシリーズ一番始めである【アベンジャーズ フェーズ1】を全部観てやりました!
今回はその各作品のMARVEL初心者からの感想と、アベンジャーズの感想を書いていきたいと思います。
フェーズ1全作品
アベンジャーズのフェーズ1と言われている作品は以下のものがあります。
①2008年「アイアンマン」
② 2008年「インクレディブル・ハルク」
③ 2010年「アイアンマン2」
④ 2011年「マイティ・ソー」
⑤ 2011年「キャプテンアメリカ/ザ・ファーストアベンジャー」
⑥ 2012年「アベンジャーズ」
この6作品を2日で観てやったぞこんちくしょう!
各映画感想
まず最初に総評!
フェーズ1は全部で6作品ありますが、それら全ての総評として
65点!
という点数を付けたいと思います。
この点数をつけた理由はまた後で紹介するとして、各映画の感想を書いていきます。
アイアンマン感想

65点
MCUフェーズ1 1作目
MCUシリーズ1作目であり、フェーズ1の1作目でもある、すべての始まりのタイトル。
軍需産業のトップであるトニー・スタークの物語です。
軍需企業のトップであり、売上を上げることを目標とし、自分の売っているものが人の命を奪っていることを全く気にしていなかったトニーだったが、ある日テロリストに捕まり死にかける。
囚われの身になったトニーだったが、その場所でアーク・リアクターという、なんかすごい装置を作り、自身の延命とリアクターからエネルギーを取り出して使う強力なスーツを開発、テロリストの手から脱し、軍需産業から撤退して世界平和を目指す。
話の展開としてはよくある展開で、比較的陳腐な展開と言わざる得ないです。
ですが、何よりトニーのキャラクター性がいい。
軽薄で、人を小馬鹿にし、女好きでありながら天才。しかし事件をきっかけにテロリストに対抗するような正義感を持つというアンバランスな人間性。
そのアンバランスさに惹かれるものがあります。
物語が微妙なのでいまいちな評価ではあるのですが、トニーは好きなキャラになりました。
インクレディブル・ハルク感想

55点
ハルクといえば緑の巨体の主人公が、大暴れする。という内容ですが、
そもそも私はハルク自体生理的に受け付けません。
その理由として、シュレックしかり、ハルクしかり、どうも緑の肌は生理的に受け付けないのです。
それでもまだ理性が残っていたり、紳士的であるのであれば許せたでしょう。
ですが、ハルクは基本的に常に暴走状態。
その暴走状態が一つの見所では有るのでしょうが、私には受け付けませんでした。
またヒロインの尻軽さもマイナスの一つ。
たとえ昔主人公と付き合っていたとはいえ、主人公が姿を消してから付き合いだした同僚が居るにもかかわらず、主人公がヒロインの前に姿を表すと、途端乗り換える尻軽さは好きになれません。
また巨大で暴力的なハルクになっても、主人公を少しも忌避しないのは、
あまりにも現実的では無いと冷静に感じてしまいます。
ストーリー展開もどこかで見たような内容と、あまり褒められる点が少ないのがこの映画の感想でした。
マイティー・ソー感想

70点
タイトル名すら知らない、どんなお話なのかも全く知らない状態で観たのですが、どうしてもコスプレをした映画にしか思えませんでした。
お話としては、
地球とは違う世界の住人であるソーと、ソーの弟との王位継承争いに、地球が巻き込まれる。
といった内容なのですが、問題は地球とは違うソー達の世界の住人側。
北欧神話を題材にしているため、登場人物たちもそれ相応の格好をしているのですが、それがどう見てもコスプレにしか見えない。
これについては設定上仕方がないのでしょうが、大の大人が痛いコスプレをしているようで見るのが辛かった。
逆にソーが地球に来て、普通に暮らし始めたところは面白かったです。
元々アスガルドの王族(異世界の王家)で、権力を持つが故横暴だったソーが、父親に見放され、力を奪われた状態で地球に流れ着く。
地球でもその横暴さは収まら無かったが、次第に自分の無力さを知り、一人の人間として暮らしていく決意をする。
アスガルドとか、ヨトゥンヘイムとかそんな話よりも、
ソーとヒロインのジェーン・フォスターが地球で暮らす物語を描いてくれたほうがよっぽど面白い映画でした。
そのため、ソーを追いかけて仲間4人がやってきた所で、面白さが無くなってしまった。
あとは良くも悪くも予想通りの展開で終わります。
アイアンマン2感想

75点
1で武器商人から、世界平和のヒーローへと変わったトニーだったが、テロとの戦いは変わらず続いていた。
2ではトニーがさらに成長していく様がよく描かれていました。
1まではトニーの天才的な頭脳だけですべて解決していましたが、2ではトニーのスーツも真似をされ、友にも裏切られ、リアクターによる害で自身の寿命も残りわずか。
流石のトニーももうヤバいか。
そんな窮地を救ってくれたのが、トニーの亡くなった父でした。
父に嫌われていたと思っていたトニーに渡された、父の本当の気持ちが描かれたビデオ映像。
そして、父が残した隠された最後の遺産へと続く展開は、シナリオのレベルが高くトニーの内面の成長をうまく描いていました。
フェーズ1の中では、一番シナリオのクオリティが高く、そして一番魅力あふれるキャラクターがトニーだと思います。
そのためフェーズ1の中では1番高い評価となりました。
キャプテンアメリカ/ザ・ファーストアベンジャー感想

60点
名前だけは知っていたキャプテン・アメリカですが、アメリカが都合よく生み出したアメリカだけのヒーローと言った感じ。
正義感は強いものの体が弱かった主人公が、薬の力で強くなるという。
ただ薬が凄いだけじゃん!と言いたくなるような設定です。
また本当に強いのは本人じゃなくて持ってる盾だよね?
しかもその盾の強さ、どこかで詳細な説明あった?
と突っ込みどころが満載。
強くなった主人公が、慢心して失敗をやらかす。
といった安易な展開が無かったのは良かったが、それはそれで話に起伏が無く面白みも薄い。
特段悪い場所はありませんでしたが、特別いい点も特に感じられない。
そんな内容でした。
後は戦争映画をよく観ていたので、そんな場面を盾だけ持った人間に無双されてもあまり良い印象は得られないというのも有ったのかもしれません。
バンド・オブ・ブラザースは神ドラマ
アベンジャーズ感想

65点
さて、ここまで観てきて最後の総まとめとも言える映画。
初代アベンジャーズの感想です。
アベンジャーズは今まで観てきたヒーロー達が総出演するという、夢のコラボ内容です。
アメコミファンなどからすれば大興奮間違いなしな映画なのでしょうが、私からすると
よくある平々凡々なハリウッド映画
という感想でしかありませんでした。
まずアベンジャーズが面白い!という人と、私のようにそうでない。という人の最大の違いは、各シリーズの映画にどれぐらい思い入れがあるか。だと思います。
やはり思い入れがある映画が互いにコラボして一緒に活躍すれば、ファンなら絶対に興奮間違いなしの面白い映画でしょう!
ですが今回始めてMCUシリーズを観た私としては、各作品にそれほど思い入れが無かったと言えます。
また、
- 敵であるロキやロキの後ろに付いている存在の魅力が全く無い
- ハルクが最後以外基本要らない子
- ガバガバすぎるセキュリティ
- 先の読める展開
など、正直あまり面白いと思える場面はありませんでした。
映像に関してもそう。
2012年と少し古い映画ということも有って、当時は凄い映像だったのかもしれませんが、今見ても特段クオリティが高いとは言えません。
唯一好きなキャラクターだった「フィル・コールソン」が死んだ場面では悲しかったですが、それぐらいです。
ヒーローが集まったけど、平々凡々な映画でしかない。
それがアベンジャーズの感想です。
総評65点の理由
最後に、このMCU第一シリーズを通しての評価が65点な理由を説明したいと思います。
MCUシリーズが好きな人からすると、なんて事を言うんだ! と思うかもしれませんが、一人の映画初心者の感想として、大目に見て下さい。
では早速解説してきます。
アクションばかりで見飽きた。
当たり前ですが、どれもこれもヒーロー映画です。アクションシーンが売りです。
ですが人間アクションシーンばっかり観ていると『飽きます』
しかもハリウッド映画って基本アクションシーンばかりですよね。
もう、アクションシーンにはお腹いっぱいなのです。
どれもこれもアクション!アクション!アクション!
アクションシーンが優れて居ないかというとそうではないです。
どんな映画も大爆発したり、凄い格闘技を見せたりと、派手で、ダイナミックで、激しく、どれもが超一流です。
そう、どれもが! です。
人間豪華なもの、美味しいものが身近にあると、それを特別に感じなくなるものです。
特別も当たり前になれば特別ではありません。
どうしても食傷気味になるのは仕方がないのではないでしょうか?
一部のキャラクターにあまり魅力がない。
ヒーローとは言っても様々な人物がいます。
キャラクターの好みはきっと人それぞれで見る人によって好みは違うでしょう。
ですのであまり言うことは無いのですが、「ハルク」や「キャプテン・アメリカ」が個人的にはあまり魅力を感じませんでした。
というのも、アイアンマンのトニーはその自由奔放さ、チャライ男で、女たらし、といった悪い点がある一方。
実は正義感は強く、自尊心も高い。何度も失敗しては成長を繰り返すといった人間らしさがあります。
ソーも同じく、自尊心の塊だったものの、力を奪われ地球に流され、そこで己の過ちを知って成長する。
そういった、キャラクターの内面から溢れる魅力があります。
ですがキャプテン・アメリカは既に人間として完成されており、成長するところは無し。
ハルクに関しては成長以前に、暴走を抑える事に必死。
この2人はキャラクターの魅力を感じられないんですね。
どうしてもこの2人の主人公に共感を得られ無かったのが評価を落とした一員です。
敵が微妙
これはどのシリーズもそう。
敵がみんな微妙です。
巨大企業の元上司・ライバル会社の代表と主人公の父親に恨みのあるオッサン・兄弟ケンカ・力に溺れたジャンキー・古代兵器で無双したい狂った軍人・説明の何もない異世界の異星人
敵に魅力がありません。
ヒーローを盛り上げさせるには、それ相応の敵が必要です。
スターウォーズで言う「ダース・ベイダー」ドラゴンボールなら「フリーザやセル」ダークナイトであれば「ジョーカー」
古今東西色んな悪役がいますが、そのどれもが魅力あふれるキャラクターです。
敵が強ければ強いほど、圧倒的であれば圧倒的であるほどヒーローは光ます。
なのにこの「MCU」フェーズ1の敵は皆しょぼすぎる。
流石にこれは初シリーズだからだとは思いますが、敵にも魅力が大事なんだと再度確認出来た内容でした。
MCUフェーズ1を観た感想 まとめ
MCUのフェーズ1を観た感想としては、
元からのファンなら楽しめる映画だけど、何も知らない人はフェーズ1だけではまだ面白さが伝わらない。
でした。
これはまだフェーズ1だけを観た感想です。
MCUシリーズが長いこと続いているということは、ファンが多く居るということ。それだけの面白さを感じている人が多いということです。
フェーズが進んでいくうちに、どんどん面白くなるのかもしれません。
それを信じてこのままフェーズ2、フェーズ3も観ていき、
【マーベル初心者がMCUフェーズ○○を初めて観た感想】シリーズにしたいと思います!
MCUシリーズを観るなら動画配信サービスがおすすめ
私も今回利用したのですが、映画を観るのであれば動画配信サービス(VOD)を利用するのがオススメです。
というのも、2019年7月現在MCUシリーズが全部で23作品あります。そして今後もさらに増える予定です。
この23作品全てを買うには予算がかかりすぎですし、レンタルするのも高い。出来れば定額で観れるVODサイトを使いたい所。
ですが・・・実はHuluもNetflixもMCUのすべての映画は配信していません!(2019年7月現在)
アマゾンプライムビデオもほんの少しであれば無料で観ることが出来ますが、ほとんどレンタルです。
意外と配信している場所が少ないMCUシリーズですが、「music.jp
本来レンタルなのでお金が掛かってしまいますが、無料体験期間を利用すれば、有料である動画を無料で観ることが出来ます。
通常の無料体験より多くポイントを貰える方法も以下の記事に書いてありますので、MCUシリーズをこれから追っていきたい!という人は是非読んでみて下さい。
紹介記事鋭意製作中
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